*ティファニーブルーに恋をして*
兵庫県西宮市S様邸(新築)プラン、コーディネート依頼
気高いティファニーのブランドの代名詞でもある鮮やかなスカイブルーを壁紙に使ったLDK。活発な2人の女の子がいらっしゃる明るく、楽しいS様ご家族。
モダンでおしゃれな設計を得意とする設計事務所で工事をすることが決まっておられましたが、担当の設計士の方が独身の若い女性とのことで、すごく素敵でおしゃれなのですが、小さい子供がいる親としては不安なところがあると感じられていて、でもそれをうまく伝えることができないということでした。
具体的には、収納量がかなり少ない、オープン階段が危ない、冷暖房のことを考えるとある程度間仕切る扉が欲しい…など。今回は私が直接設計事務所の方とやり取りすることはなく、S様の希望を形にして、S様が設計士の方と打ち合わせがスムーズにできるようにお手伝いさせていただきました。
特に好きなイメージのインテリアはないとのことでしたが、なんとなく白い壁は嫌だということで、最初は淡いグリーンとナチュラルウッドのインテリアイメージをご提案していました。しかしプランが具体的になっていくうちに、ずっとイメージができない、わからないとおっしゃっていた奥様がティファニーブルーを使いたい!!と決められて、おうちのイメージが決まりました。
テレビ背面とスタディースペースのダイニング面には、ティファニーブルーと同系色のストライプ柄のアクセントクロスを使い空間を引き締めています。
家具はチェスターフィールドソファなどが合う感じですが、シンプルモダンが好みのご主人様に合わせて、モダンな家具とブラックを効かせた、クラシック過ぎない雰囲気に。2つのイメージがうまく融合した空間になりました。
シェードカーテンの裾にはシンプルな色を引き立たせるビーズのパイピング。こういう細かいところをきちんとすることでお部屋の雰囲気がぐっと良くなります。
LDKを見渡せるスタディースペース。パソコンや子供の勉強、ピアノなど、家族がいるLDでやりたいけれど、散らかりがちなものをまとめてLDをすっきりさせています。北側斜線の制限で傾斜天井になった空間は、床を和室と同じ高さまで上げることで、間仕切りがなくても視覚的にLDと区切られ、また精神的にも落ち着いた空間を生み出しています。
玄関扉を開けて真っ先に目に飛び込んでくるエレガントな壁。貼ったところを初めて見た奥様は素敵すぎて失神しそうになったらしいです(笑)派手にならない上品な色が絶妙です。実はこのクロス、我が家の子供部屋の壁を塗るために神戸のCOLORWORKSさんのショールームに行くのにS様を一緒にお誘いしたところ、お店でこのFARROW&BALL(ファロー&ボール)の壁紙サンプルをご覧になられて、一目ぼれされたものです☆